ビーチ材ソープ仕上げのYチェアの塗り替え
A. 黒(ブラック)の塗りつぶし色
木目の出ていない黒色での塗り替えです。使用する塗料は、ウレタン塗料でもラッカー塗料でも可能です。
写真の艶は5分艶仕上げで仕上げています。黒はマットに艶消しにしてしまうと、光の反射具合で反対に白っぽく見えてしまうため、5分艶くらいがおすすめです。
座面のペーパーコードはナチュラルな白い色をしていますので、フレームは黒く、座面は白くという色のコントラストが綺麗なYチェアになりますね。
今回は黒色を例に出しましたが、塗りつぶしは他の色でも可能です。「私のこのお気に入りのクラシックカーと同じ色に」や「このル・クルーゼのお鍋と同じ色に仕上げて欲しい」などリクエストされる方もいらっしゃいます。完全に同じ色になるかどうか分かりませんが、可能な限りリクエストにはお応えします。
B. ソープ仕上げ
ビーチ素材のソープ仕上げを購入され、年数が経ちずいぶん傷んだのでまた再び限りなく元のように戻したいという方でしたら、ソープ仕上げをされるのが良いでしょう。ビーチの木の素材が触ってよく分かるのがソープ仕上げの特徴です。ビーチ材は木の種類の中でも白い方なので、ペーパーコードの白い色と馴染み、すっきりしたイメージに仕上がります。
C.ウォールナット色仕上げ(木目あり)
これはオリジナルでは販売されていない色です。
「色を加えて欲しいけれども塗りつぶしのような仕上げでなく、下の木目が透けるような濃い茶色にしてほしい」というリクエストにお応えし、ウォールナット色にしました。
ビーチという素材は「はっきりとした特徴のある木目がない」というのが良さなので、濃い縞模様の木目がないビーチ素材に塗料を塗ると「よく見ると透けて木目が見える」という仕上げになります。クールな印象に仕上がるよう3分艶(7分艶消し)仕上げが綺麗かと思います。
ペーパーコード:国産とデンマークからの輸入品との違い
grow-growで張替えの際に使用するペーパーコードは、デンマークからの輸入品です。国産のペーパーコードとの違いは右の写真の通り。左からデンマークからの輸入品、国産ナチュラル、国産ブラックです。
より方も太さも違います。国産は4mm、デンマークから輸入のものは3mmです。たった1mmの違いですが、何重にも編んで張っていくので、最終的には仕上がりの本数も違ってきます。
材料としては国産の方がずいぶんお安く、コードが太いので仕上がりも早いのですが、やはりオリジナル通りに仕上げたいという思いがあり、当店では輸入のものにこだわっています。
現在、デンマークから輸入した「ナチュラル」、「白」、「黒」のペーパーコードを扱っております。白と黒はペーパーコードの材料費が高いため、ナチュラルよりお値段が上がります。
発送によるYチェアの張替え受け付けについて
京阪神・関西地域以外のお客様からのお問い合わせをいただいていましたペーパーコードの張替え。
家具の状態を実際拝見したうえで、修理方法や張替え内容を直接お伝えし、ご相談の上で修理を承るという流れを大事にしたいと考え、遠方(関東、四国、九州など)のお客様はお断りしていました。
かなりお問い合わせが増えてまいりましたので、検討した結果「Yチェアのペーパーコードの張替え」のみ対応させていただくことになりました。
ヤマト運輸の「らくらく家財宅配便」での受け入れ、発送となります。
お客様から送っていただく際の送料、こちらから発送する際の送料(往復料金)がお客様のご負担となります。
送料のお見積りにつきましては、ご注文の脚数により送料が変わってきますので、以下のヤマト運輸ホームページよりご確認ください。
らくらく家財宅配便(家具・大型品など)
ご依頼の家具が到着した時点でご連絡いたしますので、張替え代金+こちらからの送料をお振込でお支払いいただきます。
もちろんメールやお電話でお見積りもいたしますので、ご不明な点はお問い合わせください。